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女の愉快なバーチャル二人暮らしのリアル

「バーチャル二人暮らし」ってなんだそれはと思われる方が殆どだと思います。

すごく端的に言うと、オンラインで繋げたままそれぞれの生活を送るだけなんですけど、
あいみとのオンライン二人暮らしが最高すぎたので、

今回は、

バーチャル二人暮らしとは何ぞ、
何がそんなに素晴らしいのか、という話をしていきます。

全ての始まりは、2020年4月からのコロナによるロックダウン本格化と、2人で海外大学院受験を目指し始めたことでした。

あいみは大学院の2年生になったばかり、研究に励みながらも日本での就活と自分の将来について悩んでいて、私は私で大学6年生として国家試験勉強の本格化と病院実習、何も決まっていない海外大学院への出願について悶々としていました。

また、コロナ前までは殆どの方がそうだとは思うのですが、あいみも私も「全てが自分の部屋で完結する引き籠りライフ」をしたことがなく、同じ場所にずっと居ながらも、いかに高い集中力と生産性を保ちメリハリのある生活を続けるかという課題を抱えていました。

そこで、一番役に立ったのが、25分集中5分休憩のポモドーロサイクルを「誰か」と一緒にすることでした。規則性と規律は自分ひとりでは生み出しにくいし継続が難しいのですが、オンラインであっても誰かと繋ぎながら勉強する「もくもく会」は、孤独感を和らげ毎日着実に進んでいく為に欠かせないものとなりました。

また、留学を応援してくれる白川寧々さんのサロンに参加できていたことも、ロックダウン中も停滞せずに不安を乗り越えられた大きな大きな要因です。(寧々さんについては別記事:「オンラインサロンが私を救ってくれた話」で)

最近は生活スタイルがお互い変わってきているのですが、一時期あいみと私は本当に合宿のような生活をしていました。

AM5:00 起床。あいみにモーニングコールをして、顔洗ったりお茶を入れたりしつつ、目覚めるために他愛もない話をする
AM5:20 お互いに何の勉強をするか宣言して勉強開始。25分間、音声をミュートにして全力集中。5分休憩をはさみ、また25分勉強、というサイクルを4,5回繰り返す
AM8:00 朝ごはん。台所にスマホを移動させ、料理しながら話したり、画面越しで一緒に朝ごはんを食べたりしました。あいみがお茶漬けを食べているのを見て、いいなぁ美味しそうってコメントしたり。平和ですね笑。
AM9:00-12:00 再び勉強・作業を再開。この間に私はオンライン授業を受けたり病院実習に行ったり、あいみは研究室に行ったり。土日は平気でぶっ続けで繋いでいました笑。
PM13:00-18:00 午前中と同様。夕方くらいに集中力がなくなったり、勉強が辛くなったり大学院出願関連で上手くいかないことがあった時は、ミュートを解除しておしゃべりタイムとし、お互いに慰め励まし合いました。
PM19:00 夜ご飯。再びあいみが食べているものにコメントしたり。お互いYoutubeなどを見て黙って食べることもあります笑。その後は各々勉強を再開したりお風呂入ったり。
PM22:30 ストレッチしたり瞑想したり、おしゃべりしたり。
PM23:00 おやすみなさいって声をかけて就寝。二人暮らしっぽい。

ここ1年、朝は繋がなくても夕方―夜寝るまでは繋ぐことが多く、すごくこのオンライン二人暮らしで良いなあと思うのは、今日あった出来事や面白かった記事・Youtube、考えたことなど、どんなに他愛もない事でも1日の終わりに共有できることです。

色々辛い事・しんどいことがあっても、ため込まずに済むし、すぐ側に(画面越しに)話を聞いてサポートしてくれて、一緒に頑張っている人が存在しているというのが、大きな心の支えでした。

やはり、私は分かち合いたい生き物なので、すぐにアウトプット&共有できるというのが、結婚・同棲の楽しいところなんだろうなあと想像しています。長々と書きましたが、最後にバーチャル二人暮らしの押しポイントを列挙し、私からあいみへの手紙を公開してこの記事を締めくくります。(初オープンレター!)

※バーチャル二人暮らし些細な押しポイント①
オンラインの二人暮らしなので、リアルな生活面で問題になることが全くなく1ミリも揉めません。リアル同居だと、お皿洗いのやり方とか、私の洗濯の頻度とか沢山問題が出てきていたのかもしれませんが…笑。

※バーチャル二人暮らし些細な押しポイント②
私は、お風呂入るのは好きではあるのですが、入る前はお風呂のハードルが高すぎて非常に面倒だと思ってしまい、中々入れません笑。しかし電話しながら、「入りたくないいい」「めんどくさいいいい」「いやあ、でも入るか」「私も今から入るから一緒に(同じタイミングで)入ろ」みたいな会話をすると、入れるんですよね。(何歳児ですかというツッコミはごもっともです笑)

※バーチャル二人暮らし些細な押しポイント③
時々稀に発生する夜中のおしゃべりタイム。修学旅行の夜みたいに話がずっと尽きないときは、謎に夜遅くまでお茶やら白湯やらを飲みつつ電話をすることがありました。幾つになっても充実した生活を送っていたら青春って呼んでもいいのかもしれません。笑

※おまけのリアルライフ
とはいえ、私とあいみは自転車で10分くらいのご近所さんではあるので、春・夏の間は北大の中を一緒にランニングしたり、何か一区切り付いたり、めでたいことがあった時はご飯を一緒に作って食べたりします。この前はニョッキとパッタイ作りました。リアルで会えるって、なんだかんだやっぱり良いですよね。

Dear mia

むりーーーー、エッセイ書けないーーー、模試の成績ひどすぎたー、病院実習がしんどいーーー、将来本当にどうしようううう、みたいな叫びを、受け止めてくれて一緒に考えてくれて、本当にありがとう。みあがいなかったら、まず間違いなくロックダウン中に国家試験の勉強も集中して取り組めていなかったと思うし(国家試験落ちて、今頃研修医できていなかったはず)、海外大学院の出願過程で挫折していたと思うし(どこにも合格できていなかったかも)、もっと全部が上手くいかなくてしょげて腐ってしまっていたかもしれない。「今の私があるのはあなたのおかげ」というのはclichéかもしれないけれど、この言葉を痛いほど噛みしめてきた1年間でした。ありがとう。これからみあがどんな道を選んでどんな人になっていくのか、すごくすごく楽しみにしています。

Best wishes, 
Asuka

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この記事を書いた人

フィンランドで修士号取得(MSc), スイス大学院の博士課程在籍中。専攻は神経科学。興味は人間の脳とこころ, フェミニズム, アート, 言語学習。

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